松江青年会議所は2015年度より公益社団法人松江青年会議所として本格的にスタート致します。
今日に至るまで先輩諸兄の情熱の積み重ねにより、多くの光(こう)績(せき)を築き継承して参りました。
そして、その継承のバトンを持つ走者も60人目となります。法人格の移行に伴いより高い公益性を追求し青年会議所運動を続けていくためには、
物事をより大局的に見る視点を持たなければいけません。青年会議所運動には必ず目的があります。
目的を明確に理解している人は、教えられた以上の知恵を出し、手段方法を自分で考える能力を持ち合わせています。
明るい豊かな社会を築き上げることを目的とする団体であるならば、地域が今何を求めているのかを考えるべきです。
私たちの郷土(ふるさと)「松江」には自然・歴史・文化といった財産が失われず残されています。この財産をどう生かすかは私たちの今後の行動にかかってきます。
郷土(ふるさと)の誇るべき財産を輝かせ続けるためには、私たちはもとより未来を担う子ども達に郷土(ふるさと)の良さを伝えていくことが必要です。
そして、その良さに触れることにより築き上げてきた先人への尊敬と感謝の気持ちが芽生え、郷土愛が育成されると考えます。
最後に、年間を通じ全ての事業に対して目的を明確にし、失敗を恐れずに勇猛果敢に挑戦することにより、来たるべき60周年には盤石な組織が構築されている事を確信しています。
1. 山陰を牽引するLOMとしての創立60周年を前に
2016年度に松江青年会議所はLOMとして山陰で初めて創立60周年を迎えます。
この地で60年もの長きに渡り青年会議所運動を続けてこられたことを先輩や市民に感謝すると共に、青年会議所運動の目的を一人一人が再認識し、
山陰を牽引するLOMとして今後のあるべき姿を明確に示さなくてはなりません。
2015年度はその為の大切な1年と位置づけ、メンバーでとことん議論を交わし、創立60周年そしてその後の松江青年会議所のあるべき姿を創像していきます。
2. この地域に元気と明るい未来を
高度経済成長を成し遂げて豊かな社会になった反面、郷土(ふるさと)に対する想いは希薄化し、過剰な個人主義の尊重、コミュニケーション能力の欠如等、
人の心と心の距離が遠くなっているのではないでしょうか。私たちは未来を担う子ども達に郷土(ふるさと)の良さを体感してもらい、
将来郷土愛に満ちた大人となってこの地域のことを真剣に考えてくれることを願っています。
青少年を育成することは未来の地域を支える人財を育てることです。私たちは『ひとづくり』は『まちづくり』に繋がると考え、郷土愛を育みます。
3. 賑わいの創出
松江だんだんまつりも松江商工会議所青年部との共同運営を始めてから今年で9年目を迎えます。2015年度もこれまで同様にお互いに協力し、
賑わいを創出することによりまちに元気を与え、来場者に郷土(ふるさと)の良さを感じてもらえるまつりを目指します。
4. 会員拡大をみんなの力で
現在の松江青年会議所の会員数はピーク時のおよそ1/3になっています。目的を特化したNPO法人の出現や、社会的情勢等による外的要因、
また私たちの発信力不足も起因していると思います。会員数の減少は青年会議所運動に制限をもたらし、事業の縮小化に陥ることは明確です。
過去より引継がれている拡大候補生リストを基に、1年後に迫った創立60周年に向けて思う存分その力を発揮するためにも、全てのメンバーが拡大に全力を注がなくてはなりません。
そのためにも青年会議所運動に邁進しスキルアップを図り、個々が魅力ある『ひと』となり魅力を発信することが必要不可欠と考えます。
5. 公益社団法人として
2015年度に公益社団法人松江青年会議所として本格的にスタートします。入会年度の浅いメンバーが多い昨今、組織運営についても見直しを行いながら、
全メンバーが公益社団法人としての自覚をもって更なる飛躍を目指します。
6. 出向者支援について
出向は新たな出会いの場であり、自身の能力をLOMの外で発揮できる場です。自己研鑚を積んでLOMに持ち帰り経験を生かすことにより、組織の活性化が進むと考えます。
私たちの代表である出向者を全メンバーで支援します。
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