BCPの作成方法
BCPの作成方法フォーマット
BCPの作成手順
目的
なぜBCPを策定するかの目的を考えます。
参考例
- ● 緊急事態においても、従業員とその家族の安全を確保しながら、事業を継続するため。
基本方針
何をするためのBCPか考えます。
参考例
- ● 従業員の安全を守る。
- ● 事業を継続し、顧客からの信頼を高める。
- ● 雇用を守る。
- ● 地域に貢献する。
重要商品
優先的に継続・復旧させる商品・サービスを決めます。
強みを生かした商品、主要な顧客など経営の柱となる事業を早期に復旧させることを考えます。
参考例
- ● 全体売上の30%の売上の商品
- ● 全体粗利の30%の売上のあるの顧客
- 【 被害想定 】
- 災害時の社会や自社への影響を考えます。
大規模地震(震度5弱以上)で想定される影響
新型インフルエンザ(強毒性)
で想定される影響
水害で想定される影響
事前対策
経営資源の人、モノ、お金、情報を中心に日頃出来ることを考えます。
各企業によって、強みや重要商品・サービスや経営資源は異なりますので、同じ業種なら同じ内容というものではなく、企業の数によって対策に違いがあります。
- 事前対策
- 人
- ● 災害時の安否確認の方法が決まっているか?
- ● 緊急時に必要な従業員が出社できない場合に、代行出来る従業員がいるか?
- 事前対策
- モノ
- ● 仕入れの代替調達、製造設備の代替えを考えてあるか?
- 事前対策
- お金
- ● 操業が停止したときの運転資金を把握できているか?
- ● 運転資金として活用するお金を確保しているか?借りられるか?
- 事前対策
- 情報
- ● データ破損時のためのバックアップがあるか?
- ● 緊急時の取引先への情報発信や情報収集の手段を用意しているか?
緊急時の責任者
緊急時の統括責任者が決まっているか?
統括責任者と連絡がとれない場合もあるため、代理人も決定します。
参考例
- ● 社長(連絡がとれない場合は専務、店長)
BCPの定着
緊急時にBCPを成功に導くために、日頃から何をしないといけないかを考えます。
従業員への周知を図るために何をしないといけないか、設備はいつまでに導入するかを決定します。
参考例
- ● 3か月に1度訓練を行う
BCPの見直し
BCPの実効性を高めるために、見直しの基準を設けます。
定期的な訓練や研修において、現状のBCPの問題点を直すなど修正を行います。
参考例
- ● 災害が発生したときに見直しを行う
- ● 年に1度、見直しを行う